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江戸時代、山間の集落葛野には「いつきひめ」と呼ばれる巫女がいた。よそ者ながら巫女の護衛役を務める青年・甚太は、討伐に赴いた森で、遥か未来を語る不思議な鬼に出会う――江戸から平成へ。刀を振るう意味を問い続けながら途方もない時間を旅する鬼人を描いた、和風ファンタジー巨編。デビュー作にして絶賛の嵐だった話題作が、早くも文庫化！
愛知県在住。WEBで発表していた小説シリーズ『鬼人幻燈抄』でデビュー。
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